「ニキビくらいで大げさだよ」 「そんなに他人は見てないよ」
そう言われても、本人にとっては鏡を見るたびに心が削られるほどつらいもの。私自身、10代から始まったニキビと毛穴の悩みは、単なる肌トラブルではなく、私の「日常の輝き」を奪う大きな影でした。
今回は、私がこれまでの格闘の中で「一番つらかった」と感じる、当時の正直な胸の内を書き留めたいと思います。
友達の輪に入れない。メイクが「楽しみ」ではなく「壁」だった頃
高校生の頃、周りの友達が色付きのリップやファンデーションで「可愛く」なり始めた時期。本当は私も一緒にコスメを選び、盛り上がりたかった。
でも、私の心にはいつもブレーキがかかっていました。
- 「ニキビがある肌に、色を載せても可愛くなれない」
- 「厚塗りをして、ニキビを隠していると思われるのが怖い」
メイクそのものを楽しむより、「ニキビをどう隠すか」という戦いになっていた。素直に「可愛い」を楽しめない自分が、何より悲しくてつらかったのです。
大きなニキビ一つで、世界が狭くなる感覚
赤くて大きな、どうしても隠しきれないニキビができた朝。それだけで、その日一日の予定がすべて憂鬱になりました。
- 人と目を合わせて話すのが怖い
- 「今、ニキビを見られてるな」という被害妄想が止まらない
たった一つのニキビのせいで、外に出るのが怖くなり、自信を失い、気持ちまで小さくなっていく。 「私の価値が、このニキビ一つで決まってしまう」 当時の私は、本気でそう思い込んで自分を追い詰めていました。
毛穴のせいで感じる「清潔感がない」という絶望感
ニキビが引いた後、私をさらに苦しめたのが毛穴の悩みでした。ニキビのような「痛み」はないけれど、鏡に映る自分の肌を見るたびに、言葉にできない不快感が押し寄せます。
- 「肌がなめらかじゃないだけで、清潔感がないように見える」
- 「生活が乱れているように思われていないか」
誰かに指摘されたわけではないのに、自分が自分を一番厳しく裁いていました。「普通でいいから、安心できる肌になりたい」。そのささやかな願いが、なぜ私には届かないのかと、出口のない迷路を彷徨っているようでした。
肌の悩みが、人生の「距離感」まで変えていた
振り返れば、肌の状態は私のすべてを左右していました。
- 肌の調子が良い日は、明るく振る舞える
- 悪い日は、無意識に人との距離をとってしまう
肌のコンディション一つで、人付き合いや行動範囲まで制限していたあの頃。それは「見た目」の悩み以上に、「自分らしくいられない」という精神的な苦痛でした。
まとめ:つらかった記憶は、今の「優しさ」に変わる
今、40代になってようやく思えるのは、あの頃のつらさは決して「気のせい」ではなかったということです。
でも、あの日々があったからこそ、私は
- 人の痛みに敏感になれた
- 「完璧」にこだわらない心の余裕を持てた
- 肌の状態に左右されない「自分」を大切にできるようになった
もし今、あなたが鏡の前で涙をこらえているなら、「それは本当につらいよね」と、過去の自分を抱きしめるように伝えたい。
そのつらさを知っているからこそ、今のあなたは誰よりも優しく、そして強くなれるはずです。

